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新型パサート、欧州カーオブザイヤーの実力 <クルマ研究室>

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研究所のアイドルだったニュービートル号の嫁ぎ先も決まって、次期FX選びに熱が入る今日この頃、欧州カーオブザイヤーの受賞を引っさげて上陸した「ニューパサート ヴァリアント」は、驚きの完成度でありました。

ディーラーで見るエクステリアの第一印象は、シンプルな線をこれでもかってくらいに磨き込んで出したクオリティ感、ちょうどミニマルデザインを極めようとしていた数世代前のアウディのよう。 
ただの直線、ただの平面なのに「このボディパネル、お金かかってるなぁ」と感じさせるたたずまいがあります。

ドアノブに手をかけ、上品なタッチで「ボフッ」っとドアが開きます。 
ドアが閉まる時の質感にこだわるのはもはや当たり前ですが、このクルマは、ドアを開けるときの感触も念入りに作り込まれています。

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インテリアもエクステリア同様、水平ライン、水平ルーバーをモチーフにしたクラシカルな仕上がり。
シンプルな調和、当たり前の居心地の良さを考え抜いたデザインです。
何も奇をてらったところはありませんが、一つ一つのパーツの質感へのこだわりぐあいは、やはり国産車とはレベルの違う執念を感じます。

シートの出来や、ダッシュボード、ピラーなどとの位置関係、1830mmの全幅を意識させない見切りの良さなど、運転環境について気になるところは何一つありません。 
このあたりの気まじめさは、正論よりもむしろエモーショナルな方向へ大きく舵を切った最近のメルセデスなどとは、雲泥の違いです。

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試乗車で走り始めた途端に、「これは練りに練り込まれたクルマ」だと感心します。

停止状態からブレーキペダルを緩めていくと、たいていのクルマは、ブレーキパットがディスクをこすりながらも、クリープ力がそれを上回って、やがてブレーキは完全にフリーになり加速していく、そういったことが起こっているのを感じます。 
まあ、あまり出来のよくない場合だと、「ググッ」とブレーキが引きずったり、アクセルを踏み込んだとたんに、ぐんっと駆動力のかかり始めを感じさせられたりもするものです。

この新型パサートは、静止していた物体がスムーズに加速に移っていくだけで、舞台裏で何が起こっているかを全く感じさせません。 
発進だけでなく、いつアクセルを踏み始めたのか、いつ放したのか、いつブレーキを踏み始めたのかといったドライバーの操作を同乗者に悟られない運転が、何も特別の意識をすることもなくできてしまいます。

アイドリングストップもクルマが停止する前に巧妙に行いますから、いつエンジンが止まったのか全く分かりませんし、多くのクルマのようにブレーキペダルを踏み増してアイドルストップをさせる必要もありません。

言葉にすれば「すべての振る舞いがスムーズ」という一言なのですが、少なくとも一般道で一般のドライバーが普通の運転をする限り、この1.4リッターのエンジンとDSGのミッションとブレーキを含めた駆動系の完成度は、メルセデスやBMW、アウディなどのプレミアムたちと比べても、一歩先のステージに到達していて、ドイツ人特有の執念のようなものまで感じます。

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サスペンションもハンドリングも全くスムーズ極まりなく、ここまで不自然さを排除するのにどれだけ時間をかけたのだろうと、ただただ感心します。

硬すぎず柔らかすぎない乗り心地は、215/55R17という控えめなタイヤも一役買っていそうで、試乗車の履いていたコンチネンタルタイヤの癖と思われる、ほんの少しの路面のザラザラを感じる以外は、高い静粛性とともに快適そのもの、明らかにワンランク上のクラスのそれです。

試乗車は、上級のハイラインというグレードで、ステアリングの手ごたえやアクセルのレスポンスなどを設定できるドライビングプロファイルという機能がついています。
ノーマルの設定では、ごく低速で電制パワステの不自然な軽さを感じますが、「スポーツ」モードではしっとりとした油圧パワステのような感触に変わり、ここでも何の不満も感じません。

もちろん流行りの安全システムは一通り完備しているし、気筒休止までさせてリッター20kmを超える燃費も実現、まさに技術の最先端を見せつけられる思いです。

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これこそプロの仕事だなと感心する高いレベルのデザインと質感、凄みを感じるほどのスムーズな走行感、そして300万円台後半からという納得のゆく値段設定。
まさに世界水準の高さを見せつけられた思いのパサートヴァリアントでした。

じゃあ、これ買うことにしたのかって?
最高のプロダクトであることは間違いないんですが、どこかビジネスライクでハイヤーに乗せられているみたいな気がしてしょうがありません。
ウチの駐車場でワックスかけて可愛がってあげるっていうイメージがどうにも湧いてこないんです。
機械相手だというのに、愛情を感じるクルマだのそうじゃないだの、我ながら変態かもしれません。

次の相棒選びはまだまだ続きそうです。


 荻窪生活研究所

   






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