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CDプレーヤーを選ぶということ <オーディオ研究室>

mara sa11s2


依然として混沌を極める、研究所の次期CDプレーヤー選び。
マランツの現行フラッグシップ SA-11S2 がシリーズ3にモデルチェンジしたので、おなじみのテレオンさんで早速試聴です。

マランツのハイエンドCDプレーヤーSA-7S1が生産終了、そのパーツをぜいたくに使い、ほぼSA-7S1と言われたのがSA-11S2でしたが、今度のSA-11S3は、各種ハイレゾ対応など新時代のプレーヤーに進化した一方、ダイエットしたように見えるドライブメカなど、コストのかかったSA-7S1の遺産との決別とも、見えなくもありません。

研究所のシステムに近い、B&W804DとアキュフェーズE460で試聴開始、ソースは、CD。 ジャズボーカル、ダイアナ・クラールとジャネット・サイデルです。

mara sa11s3
お店のOさんが、「どんな音とは、言いにくい」と言葉を濁す意味がよくわかる、なんとも特徴がないのが特徴のような。 分解能も定位も最新型らしく、しっかりしていますし、前後左右の広がりも十分、ボーカルの細かいディテールの変化も明確に表現します。 

こう書くと悪いところはないのですが、感心するようなポイントや、ぞくっとくるところは見当たりません。 たしかに「どんな音」と表現しにくい、ある意味聞いたことのない音です。
ウエットよりドライ、荘厳というより明るく、ダイナミックというより繊細、重いというより軽快、濃厚でなくあっさり、アナログっぽさよりデジタルらしさ。
デノン・アキュフェーズ系じゃなくって、エソテリック系。



accdp510.jpg

このあいだ自宅に拝借したアキュフェーズDP-510に変えてみると、厚みのある豊かな音を聞かせてくれて、その色艶や付帯音の演出が、サウンドステージを「見せてくれる」演出を形作っているのがわかります。 
ちゃんと遠近法で構図がまとまっています。 マランツでは、立体的ではありますが、ばらばらに空間に分離して、構図にリアリティが足りなかったことに気づきます。

accdp600.jpg

アキュフェーズの上位機種DP-600は、DP-510に比べ、解像度や定位の正確さなどが研ぎ澄まされていき、空間の透明感やSN感が上がっていますが、磨いて磨いた美音を豊かな艶と響きに包んで聞かせるというベクトルは一緒、これがアキュフェーズの考える音ということですね。 




denon sa1

デノンのDCD-SA1は、登場以来9年目を迎え今だに現役、いまや実売は定価の半額までこなれているそうです。
こちらも、アキュフェーズ同様こってり色艶を乗せて、陰影深く音に芸術性を求めるタイプ。
意外にもアキュフェーズよりは、エコー成分が整理されて細みな一方で、ゴリゴリとパワフルな面があります。

サウンドステージの立体感、広さは新しい分アキュフェーズに軍配が上がりますが、楽器の音色のダイナミックなリアリティはこちらですね。
なによりびっくりしたのが、ボーカルのリアリティ、「口の中まで見たい」ならこれですね。

denon sx

また、デノンのフラッグシップ DCD-SX は、さすがにすべてのレベルが確実に高いのですが、ベクトルはSA1と同じ、デノンのポリシー。 でも実売価2.5倍は、正直きつい。 



一方、こちらも格上になるエソテリック K-03では、まさにステージが「見えます」し、今まで聞こえなかったミュージシャンの足音や気配、はては雑音まで聞こえて、レベルの違いを実感します。 

デノン、アキュフェーズ的な付帯音を大事にした色艶のリアリティよりも、楽器の主音をはっきりとさせ、定位の立体再現にリアリティを求めます。 その能力では,まさに別次元の素晴らしさです。
eso k03

しかしやはり自宅試聴で感じたとおり、問題は、ボーカル。 
これは、ナマの肉声ではなくマイクを通した声。 そりゃマイクで録音してるんだから当たり前、これで正しいわけですがこれをずっと聴くのが楽しいかと聞かれると私は? 

エソテリックは、「正確にディスクからアウトプットする」という信念でつくられていて、デノンは、マイクを通っていようとも、生々しい声に聞かせたいと思っている。 
まさにこのクラスは、どんな音を出したいのかというメーカーのポリシーの違いなのだと、つくづく思います。



luxmand-06.jpg

最後にラックスマンD-06 は、穏やかなアナログを思わせます。 もちろん解像度や定位感はハイエンドクラスらしくしっかりとしたものですが、派手な演出をひかえて、ことさら広がり感や立体感を強調せず、目をつむってゆったりといつまでも聞いていたいと思うような音づくりです。 
カリカリのハイファイ命を卒業してたどり着く、楽園という感じです。


ここ3か月で、50万円クラスのおおかたのCDプレーヤーを聴いてきましたが、音の違いは性能の違いではなくって、メーカーごとの味付けの違いにほかなりません。

このクラスのCDプレーヤーの性能は、機械の中身などではなく、どんな音を出したいのか、何を優先するのかという買う側のポリシーが決めるのだというのが正直な感想です。



ということで、どうしましょう? 
ボーカルのリアリティなら断然デノンなんだよなぁ、バーチャルとは知りつつもねぇ・・・・・・


  荻窪生活研究所
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COMMENT

CDPの選択

こんばんは。
かなり聴き込んでおられますね。私はマランツSA-11S2とエソテリックG-03Xの展示品処分コンビを購入しました。
マランツの音は、薄口で広がり重視のイメージが強い気がしますね。これはボーカルには向かない気もします。そこで私はDACを日本オーディオの管球式を使ってジャズやボーカル、ロックをデジタル出力で再生し、クラシック系をアナログ出力で再生するようにしています。
好みのCDPが手に入るといいですね。

| シマ | 2012/08/05 21:31 | URL | ≫ EDIT

Re: CDPの選択

シマさま
マランツSA―11S2行きましたかぁ。わたしもS3よりS2じゃないかと思っておりました。カネにいとめをつけながらだと、意外に選択肢の少ないCDP、好みに合ったDACをお持ちなので、その手があるわけですね、うらやましいです。 アナログプレーヤーも新調したいし、あんまり深みにはまらぬようにとは思うんですが、エソテリックもK-03はイイですねぇ、値段が値段ですけど。 やれやれ、もうすこし悩みます。(ブログ拝見しております)

| 所長 | 2012/08/06 11:30 | URL |

私はK07を聞いたあと
K03を聴いたらこっちと思いました。
VRDSが全然違うし
中身も違うんです。
ただエソテリック臭さはあるかも。

| http://yaplog.jp/kitai/ | 2013/06/11 22:48 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

中級上級のプレーヤーは、どれもスゴイ性能だし、各メーカーの個性がはっきりしていて、まさに好みの問題ですね。 エソテリックは、K03から上と下でずいぶん違う気がします。
しかし、ギブソンの傘下に入ってしまって、これからどうなるんでしょうね?ティアック、エソテリック。

| 所長 | 2013/06/12 10:08 | URL |

名前が勝手に

ギブソンファミリーはイイと
思ってます
ONKYOも一緒です
いいものを共同でバッチを
変えるだけで。。。。
それじゃDENONとマランツと
同じかな
オーディオメーカーも厳しいんです

| レーザー | 2013/06/13 12:30 | URL | ≫ EDIT

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