2013年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年02月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」 <読書研究室>

IMG_2780_20140127173004106.jpg

わたくし、我が家のご仏壇の宗派も忘れるほどの、日本人にありがちな無宗教でありますが、縁起はかつぐほうで、神棚も祭ってありますし、昨年末は式年遷宮ブームに乗り遅れまいと出雲大社と伊勢神宮のはしごもして来ました。
そんな折、新聞広告で目に留まったのがこの本、「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」幻冬舎新書。
たしかに八幡に稲荷、天神など神社もいろいろ、いったいコレ何が違うんだろうと手に取りました。

そもそも日本には八百万の神というようにたくさんの神様がいることになっていて、キリスト教や仏教とはずいぶん趣が違います。 神道には、開祖もいなければ教典も教義もなくって、悩める者の救済方法もないという、言われてみれば不思議な宗教です。

神社はすべて日本神話に端を発して、天皇に続く日本の歴史話かと思えばさにあらず、日本中で一番多いという「八幡神社」の総本山は、大分の宇佐八幡神社ですが、この八幡神は、古事記や日本書紀などには登場せず、かなり後の文献に外来の神として新羅、つまり韓国からやって来たという記述がのこっているそうです。
その後、勢力を広げる仏教と深く結びついて、天皇、朝廷との関係を築き、法隆寺の大仏建立にも参加するなどし、いわばオフィシャル神社となることで全国に八幡神社が増えていったそうです。
何とも人間臭いおはなしです。

IMG_2781_20140127173005802.jpg

また、天神さまは、皆さんご存知のように学問の神様として菅原道真という「人間」を祭った神社。お祀りするのは、神様とは限らないわけか。
こちらもポピュラーな稲荷神社は、狐を祭ってあるわけではなくって、そのルーツは、京都伏見で稲作で富を得ていた渡来人の奏氏という人物が稲の神様を祀っていたことに始まったそうで、こちらも日本神話とは関係のない「外人ルーツ」の神様なんだそうです。

このように、身の回りでよく目にする様々な神社のルーツや、祀ってある神様が分かりやすく解説されていて、へぇ~そうなんだと楽しく読める神社事情です。
どの神社も仏教と密接に手を取り合って、朝廷や時の将軍などと政治の駆け引きをしながらその勢力を広げていったという、信仰とは別の一面も意外です。

IMG_2782.jpg

そういえば、正月の初もうでという習慣、これは近代になって鉄道が発達したときに、鉄道の集客のために鉄道会社が仕掛けたキャンペーンが発端だったそうで、それまでは、寒い正月にわざわざ神社を参るということはなかったそうです。 なるほどなぁ・・・・・





 荻窪生活研究所
スポンサーサイト

| 読書研究室 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オーディオのリアリティは人それぞれ <オーディオ研究室>

IMG_2774_2014012715063405f.jpg  

昨年オーディオルームにある「洋ふすま」の制振をしようと、苦労して発泡ウレタンを注入したのですがコレが見事に裏目に出てしまい、ちょっと見(聴き)、明瞭になった解像度と引き換えに奥行感と立体感を失ない、リアリティが大きく後退するというやれやれな結果になってしまいました。
消費税増税を控えて大忙しの建築業界、いやがる建具屋さんに頼み込み、待つこと一か月、ウレタンを取り除いたふすまが帰ってきて、めでたく立体的なリアリティが復活しました。

IMG_2788.jpg

オーディオの常識から考えれば壁はしっかりしているにこしたことはなく、ガタガタで中空のふすまが良いわけがないのですが、ウレタンを入れてコツコツとダンピングを利かせてしまうと、解像度は上がったように聴こえますが、実在感がまるでなくなってしまいます。 前後方向の反射音の響きが、音場の奥行き感や音像の立体感を感じさせ、ある程度遅れてくるエコー成分が豊富であることがリアリティにつながるようです。

ふすまが修理に出ている間、布団や衣類の入った押入れは、ふすま5枚分が開けっ放しで、エアボリュームも広がり、デッドな方向でよさそうなものですが、出てくる音は、平面的であいまいな音像、細かい色々な音は出てきているのは分かりますが、音場になっていません、部品を個別に聴いているようで、コントラストや色彩感も薄い。

こうして部屋の音響特性をいじるのは、機材を入れ替えたり、電源やケーブルに工夫をするよりもずっと大きな変化、決定的ともいえる違いが現れますが、それにしても難解だ。
このむつかしさ故に、部屋の音響チューニングはポピュラーにならないんでしょうね。

IMG_2773.jpg

オーディオを趣味とする人は、もれなくリアリティを求めていますが、求めてる「リアリティ」っていう意味は、実はヒトそれぞれなんだと思います。
よく「くちびるの動きが見えるようだ」とか「口の中まで見えるよう」といった表現でリアリティを表しますよね。 「手を伸ばせば歌い手に届きそうな」とかですね。 
でも手の届く距離で歌い手が歌うなどというシチュエーションは現実にはありません、たぶんそれじゃあうるさくって聴けたもんじゃあありませんよね。 
きっとそういうのは、望遠レンズでクローズアップしたらこう聴こえるだろうなっていう、想像上のリアリティなんでしょうが、これをリアリティだと目指す人ってたくさんいますね。

一方、5m先に歌い手が立って歌っているようなホログラム的なリアリティを目指す人もいます、うちはこのタイプですね。
5m先で実物大の音像にしなきゃいけませんから、そうボリュームも上げられませんし、「口の中が見えるよう」じゃいけません、5m離れてますから。 
そうすると、声のはしばしまで聴こえてしまうオンマイクな聴こえ方ではまずいのですが、録音された声はオンマイクな状態、「聴こえすぎて」リアルじゃないっていうぜいたくな悩みに陥ります。 どうもこれが部屋のオーバーダンピングや、デッド過ぎる音響特性が実在感を失う理屈のように思います。

マルチで録音してミックスしたソースには、もともと実在のサウンドステージはありませんから、あまり部屋が正確な再生をしてしまうと、オンマイク収録の楽器やボーカルを上下左右に配置しましたってだけの、うそっぽい再生になりかねないんじゃないですかね。
部屋の反射音が作り出すいわばエコー成分が、音像や音場に奥行を感じさせて、それが包み込むことで聴こえすぎないリアリティ、歌い手から5m離れた「聴こえないリアリティ」を実現してくれるように思います。

まあ、いいことばかりじゃあなくって、反響音の具合が悪くてぼんやりしちゃうなんてことも多いですから、難しいところではあります。


 荻窪生活研究所 IMG_2772.jpg

| オーディオ研究室 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「自動車のサスペンション」を読む  <読書研究室>

IMG_2775_20140127160319815.jpg

静岡で給食のパンから1000人以上が感染するなど、今年は各地で、ノロウィルスが猛威を振るっています。 
実はそういう私も、昨年のよりによってクリスマスイブに感染し、まる2日間、嘔吐と下痢に苦しんだあげく、どうにもこらえきれずに、倒れこむように救急病院で点滴。 ポカリスェットも呑み込めない吐き気に4キロ痩せて散々な年末でした。
一昨年に続き、生涯2度目、歳とともに抵抗力が落ちるのか、ノロにロタにインフルと、年々ウィルスは進化してパワーアップしているように思えてなりません。

そんなでこんな退屈な病床、読書と相成りました。
グランプリ出版の「自動車のサスペンション」は、ショックアブソーバーのトップメーカーKYB(カヤバ)株式会社がまとめたサスペンションの基礎講座です。
アライメントのセッティングで、クルマはびっくりするほど変わると実感している研究所ですから、いちから復讐するつもりで読ませていただきました。

IMG_2776_20140127160503136.jpg

その昔、荷馬車に始まったサスペンションの起源から、主要なサスの形式の解説、その優劣や各部品の役割など、それこそ単語の解説からわかりやすく説明してくれます。
また、コーナリングの最中にタイヤやサスペンションで何が起こっているのか、そもそもどうしてクルマ曲がるのかなど、興味深い解説が満載です。

IMG_2777_201401271605059ba.jpg

ショックアブソーバーの振動係数の計算などという難解な部分もありますが、概してサスペンションの基礎を理解するのにピッタリな入門書になっています。
サスの将来のページでは、今メーカーが何をしようとしているのかといった未来像にも触れて、部品メーカーならではの内容になっています。

IMG_2778.jpg

2400円となかなかのお値段も手伝って、そうどこの書店にも在庫していますという種類の本ではないのですが、またもアマゾン、恐るべし、顔色一つ変えずに翌日には配達してくれました。
スターバックスが日本に上陸して、都会では「喫茶店」が消え去ってしまったように、アマゾンのおかげで町の本屋さんが昔ばなしになる日が来やしまいかと心配になってしまう病気療養でありました。




 荻窪生活研究所  IMG_2779.jpg

| 読書研究室 | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。