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エソテリックK-05 マランツSA‐11S3 自宅試聴 <オーディオ研究室>

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研究所の次期CDプレーヤー選びも佳境をむかえ、本命エソテリックK-05と、新発売のマランツSA‐11S3をお借りして、最終試聴と相成りました。 今回も、CDレイヤーでの視聴です。


K-05は、これまでの印象の通り、こんな音が入っていたのかと感心する高解像度、高精細、高感度で、「厳密」という表現がぴったりのピンポイントな定位は、この機種ならでは。
ジャネット・サイデルのライブ・イン・タイペイでは、会場のざわつき、観客の咳払いや気配の数が圧倒的で、ヴォーカルもピアノもハッキリ、クッキリ。

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主音がはっきりと強く、倍音やエコー成分が非常に少ないことが、解像度の高さにつながっていますが、一方でナマではなく、PA的な音という印象も。
しばらく聴きこんでいくと、これはあくまで高音質録音のライブ収録盤を聴いているのであって、その場にいるようなリアリティとはちょっと種類が違うことに気づきます。

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ダイアナ・クラールのフロム・ディス・モーメント・オンでも、ホーンセッションやEギターなど個別の楽器の再現は素晴らしいのですが、あくまで高音質盤的なそれで、目の前にステージがやってきたというのとは違います。
楽器の細かなディテールをはっきりと再現することに軸足があって、ステージ全景の広がりや奥行き感、ホールトーンなどの構成とは、トレードオフ。
長く聴いていると、かなり一本調子のキツさがあることに気づきますが、高精細を実現するにはある程度のキツさが必要で、自然な耳ざわりとは、引き換えなのかもしれません。
 
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ヴォーカルは、立体感は十分なのですが、ささやく場面でもエレクトリックな強さに終始して、肉声のニュアンスが感じられません。 
現用機デノン1650SRの、輪郭はくっきりしていても刺さらない肉声感や、消え入るような声のリアリティ、聴こえないリアリティとは対極です。 
  



マランツSA‐11S3は、フラッグシップとして登場しただけあって16Kgを超えるしっかりと制振された筐体でありますが、フロントパネルのブルーのイルミネーションや、小さくて機能的でない配置のボタン類など、ルックスは価格に見合わない印象です。

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店頭での視聴では、とくに印象が残らない音というのが感想でしたが、意外やこれは平均点が高いぞ。
SN感が高く音場は静粛、解像度も十分に高く、高精細で楽器一つ一つに立体感があるし、音場全体の空間再現も立体的。 音場は自然に広がるし定位も安定していて、適度な残響音を伴うので陰影が適度に深くついています。

ドラムなどの極端にパルシブな再現は苦手ですが、チェロなどのズヴォー、ズヴォーといったアコースティックな銅鳴りや、弦をこするザラザラ感のリアリティなどはさすがです。
楽器のディテールの再現力も、サウンドステージの構成力も、立体感も、突出してはいないけれど、何を聴いても平均点が高い。  

すっきりとした美音は、アキュフェーズDP‐510から、豊かすぎる倍音、エコー成分を取り去ってドライにした感じですが、磨き上げた感は共通で、泉谷しげるは風呂上りみたいだし、アコースティックギターも上品すぎて、マーチンのベララーン、ジャララーンや5弦6弦のズビンズビン暴れるカンジがマーチンに聞こえません。

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肝心のヴォーカルは、やはり人工的、エレクトリック。 
コンプレッサーを通した声をヘッドフォンで聞くようです。 K-05ほどではありませんが粒立ちの良い音の強さが、生のヴォーカルの消え入るようなデリケートさとは両立しないようです。




さて、これで50万円クラスのほとんどのCDプレーヤーを聴いたわけですが、買うとすれば平均点の高いマランツSA‐11S3です。 
最先端の解像度と空間再現は持ち合わせていますし、エソテリックK-05ほどキツくなく、デノンSA‐1ほど音像が大きくなく、アキュフェーズDP‐510ほどオーバーエコーでもなく、取りこぼしのない優等生です。 まぁ、ここがすごいってところがないのが、玉にきずではあります。
 
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ただし、どの機種もヴォーカルのリアリティでは、10年選手の1650SRにかなり水をあけられているというのが正直悩みどころ。 
試しに奥さまに「どっちの声がリアル?」って聴かせたら、聞いた瞬間に「あっ、ぜんぜんこっちね」と1650SRを選びましたから、私の思い違いではないよう。 
まぐれ、たまたまとはいえ、デノン最後のCD専用機、恐るべしです。

楽器の音色の記憶は、思うほど正確ではありませんが、こと人の声は毎日聞いているせいで、嘘っぽさには敏感に反応してしまいます。 
安くはない出費をして、「前のほうがよかったなぁ」という結末が見え隠れするのが本音のところ。 3か月がかりの試行錯誤でしたが、しばらくはピックアップ交換で絶好調の現用機に頑張ってもらおうというのが結論です。
 
やれやれ、勉強になりました。



  荻窪生活研究所


 
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CDプレーヤーって楽器だね   <オーディオ研究室>

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もうこれで3か月以上も、次期CDプレーヤー選びで悩んでるわけですが、「それで、結局どれがおすすめなの?」ってきかれても、「良い悪いって問題じゃあないのよ、これが」としか言いようがないなぁというのが正直なところです。

CDは、デジタルですから間違いようがないわけで、刻まれた情報を一番正確に拾い出せるのが、一番高性能なCDプレーヤーでしょ?って。 
でも、はなしはそれほどシンプルじゃあありません。


CDプレーヤーに限らず、電源ノイズの対策や躯体の制振、電磁波の遮蔽、導体素材やパーツの高品質化など、音を鈍らせるネガティブ要素への対策は、当然、音の純度に現れます。
クロックの精度などもそうですね。

各社上位機種ともなれば、それらをしっかりやったうえで、まずは工夫を凝らしたドライブメカで、それこそ水も漏らさぬ正確さでディスクを読み取るわけです。 
これは今やシロウトが考える以上に正確で、PCのように再読み込みなどしなくっても、ほぼパーフェクトなんだそうです。
ここまでは、まさにデジタル、正しいか正しくないかの世界なんですが、その先のDA変換のステップになると、コンバーターが事務的にアナログ化をしてるというわけではありません。

今や各社の腕の見せ所は、オーバーサンプリング、アップコンバート、〇〇補完などなど、デジタル化した際に省かれてしまった音情報を何とか再現しようという、「アナログ風に戻す」技術です。

CDは44.1KHz、毎秒44100回、音データをサンプリングして記録していますが、そのサンプルの中間の音も推測して、44100段の階段じゃあなくって、緩やかな坂道に復元しようとするわけです。 
また、CDのフォーマットでは、約22KHzより高い周波数は、記録できませんが、倍音成分のデータから逆算、推測して22KHzから上の音信号も再現しようとします。

各社がしのぎを削るこの技術で、聞こえる音のクオリティは、どんどん上がっていくのですが、もともとCDには書き込まれていない音を加えていくわけですから、デジタルといえども正解があるわけではありません。
結局、気の遠くなるようなさじ加減の末に、音決めをするチーフエンジニアの考える「イイ音」というものが、最終的に製品化されるので、いってしまえば「好み」の問題ということになります。

スピーカーがそれぞれの個性を音に出してくるように、CDプレーヤーもデジタルと言えども、楽器のような、それぞれの「音色」を持っているわけです。
結局頼れるのは、自分の耳だけ、どれが一番いいなんてないんですね。


ところで、この「補完」作業は、基本的にデータを足す作業なわけで、ピックアップした音データを削ることはしません。 
ですから一般的にやればやるほど、倍音成分やエコー成分などが豊かになる傾向があるようです。 
どのメーカーの新鋭機も、磨きぬいたようなスムーズな美音で、ゴージャスで色彩感が強く、豊かなサウンドを聞かせてくれるのは、こんなところに理由があるようです。

一方で、人の声、ヴォーカルにも同じ演出が加わりますから、つややかで、エコーやリバーブをしっかり聞かせた陰影の深い声となって出てきます。 
各社の最新機種に共通した、確かに美声ではあるけれど、画面を通してみるような演出された美声、ナマの肉声の「そこにいるカンジ」とは、ちょっとちがうという傾向は、こんなところに原因があるのかもしれません。


我が家のデノンDCD-1650SRは、古いがゆえに磨きすぎていないナマの声のリアリティが捨てがたく、最新鋭のデノンもアキュフェーズもイイのはわかっているんですが、このあたりが踏ん切りがつけられないポイント。


来週、もう一度エソテリックを試聴してみましょう。 こうご期待!



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デノンDCD-SA1を自宅試聴  <オーディオ研究室>

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いまだに決まらない我が家の次期CDプレーヤー。 ロングセラーのデノンDCD-SA1をじっくり自宅試聴です。

さすがにDCD-SXの登場までのフラッグシップ、天板も2分割のごついアルミパネルだし、どこをたたいてもゴツゴツと制振が効いていて、20Kgを超える堂々たる物量。
これが今や25万円ほどで買えるとは、いったいどういう仕組みなんでしょうね。

さて、CDをソースにして、ピックアップ交換で若返ったDCD-1650SRと比較しながら試聴に入ります。

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さすがに、描写は高精細で、ボーカルも各楽器も音自体に奥行が感じられ、定位がではなく、一つ一つの楽器が3Dな立体的に聞こえます。  さすがに普及機の平板な表現とは、次元が違います。

細かい微弱音をしっかり拾っていて、曲が終わるときに、音が次第に消えていき、最後に録音が終わる切れ目がこれほどはっきり聞こえるのには、驚きました。
上位機種に共通の特徴ですが、きつさやひずみ感がまったくなくて、位相も正確、安心して聞いていられます。

このSA1のなによりの特徴は、音像が大きいこと。 
ボリュームをそう上げないのに、普段よりずっと大きな歌手がセンターにどっかり現れ、大きい分、細かなディテールが見えて、分解力の高さを感じさせます。
スタジオ収録のオンマイクなヴォーカルは、得意中の得意で、リアルそのもの。 
ピアノもギターもベースもドラムスも、すべていつもより大きく出現して、拡大鏡で見ているようです。

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一方、サウンドステージは、スピーカーを超えて広がるタイプではなく、整然と各楽器パートの定位を再現するといったことは不得手。
ボーカルもピアノもベースも、オンマイク風の大きな音像で現れるので、ステージは、大混雑。

目の前に現れて、手が届くようなのが好きって方には、たまらないと思いますが、コンサートホールのシートから見るように、目の前にステージを再現したい、ジャズトリオのライブの位置関係を見るように聴きたいといった向きには、方向が違います。

音色自体は、倍音や、エコーをたっぷりつけるので音の陰影が深く、色彩感が濃くて、ゴージャスな太い音。 この傾向は、カートリッジの歴史的スタンダードDL-103の音作りそのもので、デノンの音のポリシーなんだと思います。

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1650SRは、一世代昔の機器で、比べてみると思った以上に傾向が違います。
音場が広く、ソースによってはスピーカーの外側までサウンドステージが広がります。
音像は小さくまとまり、各楽器の配置が見えるようにステージを再現する定位再現タイプ。
スピーカーがB&W804なので、こうなるのかと思っていましたが、CDプレーヤーの芸風でしたね。

音質は、エソテリックなどと比べると、倍音も豊かなほうだと思っていましたが、SA1に比べるとずっとあっさりしていて、ドライな音。 
SA1のボーカルが、暗いステージのスポットライトに見え隠れするように、ムード満点に現れるのに対して、こちらは、倍音、エコーが少ない素の音、部屋の中で誰かにささやかれたかのよう。

ディスクには、SA1が聴かせてくれるような、エフェクトを乗せたマスタリングがされているんでしょうが、1650SRの鳴り方は、まったくのたまたま、まぐれなんだろうけれど、ドキッとするリアル感。


SA1は、1650SRのイイやつって音だろうという予想に反して、別物のキャラクター。
聴くのじゃあなくって、「3Dで見たい」私としては、SA1はベクトルが違うように思います。
やっぱりエソテリックなのかなぁ・・・



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CDプレーヤーのピックアップを交換  <オーディオ研究室>

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我が家のCDプレーヤー、デノンDCD-1650SRも、はや9年目。 次期プレーヤー選びが難航する中、比較試聴をするときに性能をフルに発揮できるようにと、デノン・サービスさんにお願いしてピックアップの交換をしてもらいました。

ご存知のとおり、ダイオードが発生したレーザー光線をCDの盤面のピットと呼ばれる穴に当てて、その反射を読み取るのがピックアップの仕事です。
この時、光線を細く束ねて正確にピットに当てるためのレンズがあるのですが、これが曇ると光線の精度が落ちてきます。 

そこで普通は、市販のレンズクリーニングディスクについた極小ブラシで、このレンズのホコリをはらうわけですが、たしかにこれで音の明瞭度ははっきりと向上しますね。
ただ、レンズには表だけじゃあなくって裏側もありますし、光線を曲げるためにプリズムも使っています。 また、レーザー光線の出力自体も次第に弱くなりますし、光線のピント調整やトラッキング調整のためにレンズを動かすメカニズムも、年月がたてば精度が落ちてくるそうです。

サービスさんによると、CDプレーヤーの初期性能を保つためには、状況にもよりますが5~7年くらいで、ピックアップのユニット交換が必要なんだそうです。

普段ミクロン単位の仕事をこなすピックアップですが、パーツ価格は、3500円と意外にリーズナブル。 しかも今回の部品はSANYO製? どうもさまざまなCDプレーヤーに使われている汎用品のようで、なんだ、ピュアオーディオと言ってもそうなんだと、ちょっとがっかり。 
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でも、ピックアップ交換の効果はてきめん、解像度が違うし、SN感もぐっと上がって空間の見通しがすっきりして、楽器の音像も小さくシャープに。 工賃込で13000円ほどでこの違いとは、これから5年に一度の恒例行事にします。

この時のサービスさんによると、この1650SRは、デノンのCD専用プレーヤーとしては、最後の世代だそうで、「これ、ずっと持ってたほうがイイですよ」ってほどの、隠れた名品なんだそうです。
これ以降の世代では、SACDが入ったため、光線の周波数の違いからCD用、SACD用の2種類のレーザーダイオードを組み込んだり、プリズムまわりも複雑になっているそうです。 

DA変換部分も2種類 のフォーマットに対応しなきゃいけないし、その上SACDとCDの回転数の違いは、モーターだけの問題じゃあなくて、ピックアップの制御系全部を2スピード対応にしなきゃならないため、構造的には思う以上にハードジョブなんだそうです。
 
なるほど、それでアキュフェーズDP-510は、いまどきCD専用にして性能を上げてるんだね。




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CDプレーヤーを選ぶということ <オーディオ研究室>

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依然として混沌を極める、研究所の次期CDプレーヤー選び。
マランツの現行フラッグシップ SA-11S2 がシリーズ3にモデルチェンジしたので、おなじみのテレオンさんで早速試聴です。

マランツのハイエンドCDプレーヤーSA-7S1が生産終了、そのパーツをぜいたくに使い、ほぼSA-7S1と言われたのがSA-11S2でしたが、今度のSA-11S3は、各種ハイレゾ対応など新時代のプレーヤーに進化した一方、ダイエットしたように見えるドライブメカなど、コストのかかったSA-7S1の遺産との決別とも、見えなくもありません。

研究所のシステムに近い、B&W804DとアキュフェーズE460で試聴開始、ソースは、CD。 ジャズボーカル、ダイアナ・クラールとジャネット・サイデルです。

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お店のOさんが、「どんな音とは、言いにくい」と言葉を濁す意味がよくわかる、なんとも特徴がないのが特徴のような。 分解能も定位も最新型らしく、しっかりしていますし、前後左右の広がりも十分、ボーカルの細かいディテールの変化も明確に表現します。 

こう書くと悪いところはないのですが、感心するようなポイントや、ぞくっとくるところは見当たりません。 たしかに「どんな音」と表現しにくい、ある意味聞いたことのない音です。
ウエットよりドライ、荘厳というより明るく、ダイナミックというより繊細、重いというより軽快、濃厚でなくあっさり、アナログっぽさよりデジタルらしさ。
デノン・アキュフェーズ系じゃなくって、エソテリック系。



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このあいだ自宅に拝借したアキュフェーズDP-510に変えてみると、厚みのある豊かな音を聞かせてくれて、その色艶や付帯音の演出が、サウンドステージを「見せてくれる」演出を形作っているのがわかります。 
ちゃんと遠近法で構図がまとまっています。 マランツでは、立体的ではありますが、ばらばらに空間に分離して、構図にリアリティが足りなかったことに気づきます。

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アキュフェーズの上位機種DP-600は、DP-510に比べ、解像度や定位の正確さなどが研ぎ澄まされていき、空間の透明感やSN感が上がっていますが、磨いて磨いた美音を豊かな艶と響きに包んで聞かせるというベクトルは一緒、これがアキュフェーズの考える音ということですね。 




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デノンのDCD-SA1は、登場以来9年目を迎え今だに現役、いまや実売は定価の半額までこなれているそうです。
こちらも、アキュフェーズ同様こってり色艶を乗せて、陰影深く音に芸術性を求めるタイプ。
意外にもアキュフェーズよりは、エコー成分が整理されて細みな一方で、ゴリゴリとパワフルな面があります。

サウンドステージの立体感、広さは新しい分アキュフェーズに軍配が上がりますが、楽器の音色のダイナミックなリアリティはこちらですね。
なによりびっくりしたのが、ボーカルのリアリティ、「口の中まで見たい」ならこれですね。

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また、デノンのフラッグシップ DCD-SX は、さすがにすべてのレベルが確実に高いのですが、ベクトルはSA1と同じ、デノンのポリシー。 でも実売価2.5倍は、正直きつい。 



一方、こちらも格上になるエソテリック K-03では、まさにステージが「見えます」し、今まで聞こえなかったミュージシャンの足音や気配、はては雑音まで聞こえて、レベルの違いを実感します。 

デノン、アキュフェーズ的な付帯音を大事にした色艶のリアリティよりも、楽器の主音をはっきりとさせ、定位の立体再現にリアリティを求めます。 その能力では,まさに別次元の素晴らしさです。
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しかしやはり自宅試聴で感じたとおり、問題は、ボーカル。 
これは、ナマの肉声ではなくマイクを通した声。 そりゃマイクで録音してるんだから当たり前、これで正しいわけですがこれをずっと聴くのが楽しいかと聞かれると私は? 

エソテリックは、「正確にディスクからアウトプットする」という信念でつくられていて、デノンは、マイクを通っていようとも、生々しい声に聞かせたいと思っている。 
まさにこのクラスは、どんな音を出したいのかというメーカーのポリシーの違いなのだと、つくづく思います。



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最後にラックスマンD-06 は、穏やかなアナログを思わせます。 もちろん解像度や定位感はハイエンドクラスらしくしっかりとしたものですが、派手な演出をひかえて、ことさら広がり感や立体感を強調せず、目をつむってゆったりといつまでも聞いていたいと思うような音づくりです。 
カリカリのハイファイ命を卒業してたどり着く、楽園という感じです。


ここ3か月で、50万円クラスのおおかたのCDプレーヤーを聴いてきましたが、音の違いは性能の違いではなくって、メーカーごとの味付けの違いにほかなりません。

このクラスのCDプレーヤーの性能は、機械の中身などではなく、どんな音を出したいのか、何を優先するのかという買う側のポリシーが決めるのだというのが正直な感想です。



ということで、どうしましょう? 
ボーカルのリアリティなら断然デノンなんだよなぁ、バーチャルとは知りつつもねぇ・・・・・・


  荻窪生活研究所

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うず潮育ちの鯛づくし  <旅行研究室>

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瀬戸内海と太平洋の西の境界、豊予海峡の荒波で鍛えられてるのが、大分・佐賀関で水揚げされる「関アジ、関サバ」。
一方の東の境界、鳴門海峡のうず潮で鍛えられてるのが「鳴門鯛」、鳴門で食べるべきは鯛なんだそうです。

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鯛名所をうたう、その名も「鯛丸」は、鯛料理を看板にする料理屋。
2Fから上は、オーシャンフロントにたたずむリゾートホテルです。 
お料理だけでも、もちろんオッケイで、そのうえ食事を予約すると屋上の温泉風呂の入浴が付いてくるという大サービス。
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昨年リニューアルオープンしたばかりあって、タオル類はもちろん、ソープやシャンプーなどのアメニティ類も充実しているし、鳴門大橋が目の前にひろがる露天風呂は、極楽極楽。

さて、おすすめ鯛コースは、ビックビクの生きづくりから始まって、ほう葉焼きにかぶと煮、ポン酢とすだちでいただく薄づくり、天ぷらに茶碗むしと、出るわ出るわ、一体何匹鯛を食べるやら。
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もちろん最後は、テーブルで炊き上げる鯛ごはんまで、大満足の食べきれないほどの鯛尽くしでした。


一切ひねりなし、直球勝負の鯛料理、なんだか一生分の鯛を食べた感じだな。




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鳴門と言えば、うず潮、あなどれません <旅行研究室>

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大塚美術館に訪れた鳴門、鳴門と言えば「うず潮」と、みんな知ってはいるけれど、そんなに見たことある人ばかりじゃないよね、うず潮。

うず潮を見る方法は、鳴門大橋の橋げたに作られた「渦の道」なる海上遊歩道で、海上45メートルのガラスの床ごしに楽しんだり、定番の観光船などいろいろ。
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今回は、二か所ある観光船のうち、だんぜん迫力のありそうな一番小さそうな船をチョイス。 鳴門大橋のたもとのうずしお汽船は、きれいに整備が行き届いた50名ほどの小型船。
キャビンは冷暖房完備で快適です。
 
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船は、30分おきに出航しますが、うず潮の見ごろは、干潮と満潮の前後1時間30分、一日2回だけ。 ホームページの潮見表によると、今日は8時20分が干潮なので、8時30分の便に乗船です。

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港からは、3~4分で鳴門海峡、うわぁ、あるある!まわりじゅううず潮だ。
潮の満ち引きに合わせて、瀬戸内海から太平洋に向けて潮が流れ出したり、流れ込んだりするわけですが、瀬戸内海は鳴門海峡で一気にせばまるうえに、海底がでこぼこなために、もうそこらじゅうで、うず巻いちゃうわけです。

予想通り、小さな船は迫力満点!渦にのみこまれそう。
船の後ろのデッキはオープンエアなもんだから、手すりの外は、もううず巻きだよ!
そのうえ船長はサービス満点で、何度もうず潮のなかに突入、また突入、激流にもまれる木の葉になった気分。
こりゃまさにディズニーランドのアトラクションのすごいやつ。

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周りを見れば、うず潮で鍛えられた鯛でもとるのか、小さな漁船がいっぱいで、母ちゃんと二人っきりの夫婦船みたいな小型漁船が、うず潮をこえてばんばん走ってく! 漁師おそるべしです。

べたすぎと侮るなかれ「うず潮観潮」 20分間のエンターティンメントでした。



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