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モネ、風景を見る眼  <デザイン研究室>

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上野の国立西洋美術館では、「モネ、風景を見る眼~19世紀フランス風景画の革新」が開催中、美術、芸術に造詣があるわけではありませんが、印象派の巨匠クロード・モネは大好きであります。

セザンヌが、「モネは眼である」と称し、「モネが風景を描くように人物を描けたら」とゴッホが望んだように、モネはカメラのレンズのような正確さで風景をカンバスに切り取ります。

0001470003MM.jpg並木道」 1864年 

奥から手前に広がる道、河、建物を正確な遠近法で構図の中に収めますが、その角度の正確さ、どれだけ遠くのものがどれだけぼんやりとするのか、近くの光と遠い光そのコントラストの正確さは圧倒的で、印象派と言うソフトなイメージとは裏腹の機械で測ったような精度がモネの魅力であります。

セーヌ川の支流からみたアルジャントゥイユ
「セーヌ河の支流から見たアルジャントゥイユ」 1872年

風景画の師と仰いだブータン譲りの空と雲の描写は、空気の広さを3Dの立体視を見ているように描きます。
写真のように詳細に描きこまれて見えるディテールは、近づいて見るとまるで的外れな、何の変哲もない筆跡が並んでいるばかりなのですが、それが5m、10mと遠ざかってみると、恐ろしいほどにピントが合って、ゾクッとする空間がそこに現れます。

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「雪のアルジャントゥイユ」 1875年

同時代のシスレーなどは、近くで見ればより高精細に描かれているのですが、当たり前の筆跡の積み重ねで描かれたモネの風景に、よりリアリティが感じられるのが不思議です。

ジヴェルニーの積みわら
「ジヴェルニーの積みわら」 1884年

一方で、遠近法という最大の武器が使えない静物画や人物画では、モネ独特の切れ味が感じられないように思われてなりません。

バラ色のボート
「バラ色のボート」 1890年

「バラ色のボート」の製作では、「水の流れと水草の揺らめきを同時に写し取ろうとすると気が狂いそうになるのです」と友人に語った言葉に、眼に映る景色をなんとしても正確に切り取りたいというモネの気持ちが現れています。

そんなモネも年を重ねながらすこしずつその作風が変わっていき、正確に風景を切り取るというよりも、感じたように描きとめるという、ある意味より印象派とでもいえる作品に変わっていき、そして、生涯をかけた連作「睡蓮」に取り組んでいきます。

ウォータールー橋
「ウォータールー橋、ロンドン」 1902年

来る日も来る日も睡蓮の水面を描き続けたモネ、そこには庭の睡蓮を映し止めるというよりも、睡蓮を見つめる自分を映しこもうとしていたモネが感じられてなりません。 

睡蓮
「睡蓮」 1916年




 荻窪生活研究所
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絶滅危惧なカーデザイン <デザイン研究室>

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初の量産プラグイン電気自動車、日産リーフがグッドデザイン賞・金賞に選ばれました。 
もちろん、そのコンセプトを含めてなんだけれど、このアマゾンの濁った川底にでもいそうなナマズみたいな顔と、カボチャの馬車の出来そこないのようなおしりは、はたしてグッドデザインなんでしょうか? 
何かの役目を果たすためのカタチじゃあないし、何か素晴らしい機能を表現したカタチにも見えませんし。

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今年一番デザインコンシャスと言われてるのが、これも日産、ジューク。 
たしかにインパクトは強烈、どうでもいいようなモデルチェンジを繰り返す退屈なセダンなんかよりは、よっぽどましなんですが、よりによって何のために、こんなカタチになったんでしょう? 
他のクルマと似ていないって以外に、こうする理由が分かりません。 どうひいき目に見てもカッコ良くはないし、バランスは崩れまくり、さりとて芸術的なわけでもなく、ただただ変わってる。

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デザインの日産を標榜するだけあって、日産車はグッドデザイン賞の常連。三代目キューブも、去年の受賞作。 
真四角というコンセプトをクルマに持ち込んで好評を博した二代目でしたが、三代目は、もはやクルマではないカタチ、路上で出会うと頭痛がしてきます。 これもグッドデザインの基準が分かりません。

その他、日産を代表する伝統のスポーツカー、フェアレディZ。 よりによって猫ザメの顔にしなくってもよかったろうに、普通のクルマ好きは、猫ザメに乗りたくはないでしょう。 これもグッドデザイン賞。

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トヨタ・クラウンと共に国産高級セダンマーケットを支えるはずだったのがフーガ。 もちろんグッドデザイン賞。
マセラッティばりのグラマラスなフェンダーラインを狙ったようですが、出来あがったのは、妙に腰高でえげつない、アジアな香りがいっぱいに漂うしろもの。 ハノイのヒルトンホテルあたりに、韓国人ビジネスマンが乗りつけそうなファーイーストな香りですね。
 
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クルマをクルマとしてデザインして、新しいワクワクするようなカタチをこしらえる時代は、終わってしまったのかもしれませんね。

  荻窪生活研究所  

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印象とは違う モネ  <デザイン研究室>

hinode.jpg
 「印象、日の出」 1873年

「モネは、眼である。 しかし、なんと言う眼だろう。」 ポール・セザンヌは、「睡蓮」で有名なクロード・モネをこう評しています。 

印象派の呼び名とは裏腹に、モネの眼は、カメラのような正確さで、被写体を映しとめます。 人の眼の仕業とは信じられないくらい正確な遠近法、陽のあたる部分、影になる部分、そして様々な中間の部分と、その明度のパーセンテージの正確さ、そして、描かれるもの同士の色彩の彩度の対比の正確さ。 どれだけ遠くに有るものは、どれだけぼやけて見えるのか。 まるで、写真をベースにCG処理したかのような忠実さです。

トゥルーヴィルのオテル・デ・ロシュ・ノワール
 「トゥルーヴィルのオテル・デ・ロシュ・ノワール」 1870年

印象派の語源にもなった「印象、日の出」は、印象的な色彩の陰に隠れがちですが、河と舟、遠くかすむ町並みなど、デッサンの正確さが素晴らしい一枚です。 
また、モネ自身の自画像を見ても、カチッとリアルに描かれて、印象派という言葉から想像されるあやふやさは有りません。

モネの自画像
 「ベレー帽をかぶった自画像」 1886年
 

ヴァランジュヴィルの税官吏小屋
 「ヴァランジュヴィルの税関吏小屋」 1882年

一眼レフなら50ミリレンズと言われる人の眼の画角。そこに映ったとおりに明るさも暗さも色も角度も、描きとめるモネの非凡な才能。 
セザンヌは、その才能を称賛したのか、はたまた、しかし所詮、眼でしかないと言いたかったのか? 
国立新美術館 「オルセー美術館展2010」は、8月16日までの開催、是非、その眼でモネをお確かめください。

   荻窪生活研究所  orsay[1]

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新型ジャンボジェットに乗りたい!! <デザイン研究室>

LONG_LIVE_THE_QUEEN[3][1]

20世紀の工業製品で最高傑作と言われるのが、ボーイング747、通称ジャンボジェットです。
高度成長とともにやって来たジェット機の代名詞ともいえる747ジャンボ、初飛行の1969年から通算1400機以上が生産され、実に40年以上も現役で飛び続ける傑作機、クルマなら立派にクラシックカーになっている年式です。
設計耐用年数は、約20年、耐用飛行時間の6万時間は、液晶テレビ並み、450名のお客を乗せて、2万回の離着陸に耐えるヘビーデューティさ。 こんなプロダクト、そう他には有りません。

747は、その後のボーイング機や、エアバス機と比べると、ボディ剛性が高く「堅い」飛行機。 着陸の瞬間もドタンッとしっかり衝撃が伝わるし、飛行中もエアバス機のようにボディがねじれたりしません。 ちなみにエアバス機は、キャビンの一番後ろから見ていると、旋回時や乱流に入った時など、ボディがねじれてかわすのが見えますから、興味のある方はお試しを。 
この圧倒的な剛性感が、さすが戦闘機を作ってる会社と思わせ、意味もなく安心感につながります。 日本航空のごたごたでの現役引退が惜しまれます。

747-8_0120(6)[1]

そんな長寿な747がニューモデルをリリースという、うれしいニュース。
747-8は、ボディを少しストレッチし、最新型のGE省エネエンジンを積んだ次世代機。 でも基本設計はそのままってのが、いかに元の設計が素晴らしかったかの証明です。
世界的に冷え込んでいる航空業界、なかなか大型機の導入は難しい状況ですが、マニアックな所長としては、総2階建てのエアバスA380より、こっちに乗ってみたいです。

cabin02[1]      荻窪生活研究所

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希望のデザイン  アルファロメオ ザガートTZ3 <デザイン研究室> 

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日に日におかしな方向へ向かっていくカーデザインのなかで、一筋の希望の光が現れた。 たった一台なんだが。
「アルファロメオ ザガートTZ3コルサ」 アルファロメオ創業100周年と、ザガートとのコラボ90周年を記念したワンオフレーサー。 60年代のTZ、TZ2から実に45年ぶりとなるTZ3だ。

カーボンモノセルのシャシーのフロントミッドには、マセラティの4.2L V8を積み込んで、ハンドメイドのアルミ製のボディが載せられる。 
全長4345×全幅1944×全高1200mm 重量はわずか850Kg に420psだから、0-100km/h加速3.5秒 最高速は、300Km/hを軽く超える。
 
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クルマのデザインは、こうでなくっちゃって拍手してるのは、所長だけじゃないはず。 
タイヤを覆うためのフェンダー、エンジンを覆うためのボンネット、空気抵抗と闘いながら冷却用の空気を取り入れるフロントノーズ、ドライバーを包むためのキャビンとルーフ、空気を後ろに導くためのテールなど、デザインの一つ一つに目的が達成されています。 その上なにより、ため息が出るほどの美しさじゃありませんか。
 
tz34.jpg   アルファロメオ ジュリアTZ(Tubolare Zagato) 1963年

最近は、何が入っているのか異様に分厚いボンネットやら、LEDライトで厚化粧したやたらにゴツイ顔立ちや、どてっぱらの意味のないキャラクターラインと、世界中のクルマが、デザインのためのデザイン、差別化のためのデザインに向かいつつあるなかで、「デザインは機能だ」と言い切るいさぎよさが爽快、芸術点だって段違いだ。
ジュリアTZから脈々と続く血筋、まさに生まれ、育ちの違いとは、こういうことだ。
 
 荻窪生活研究所   tz35.jpg



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混沌とするデザイン BMW X-1  <デザイン研究室>

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神社の入り口に鎮座するこま犬か、鬼がわらのようなこのクルマは、BMW X-1、SUVカテゴリーに登場したニューカマーだ。

単体で見るとサイズがにわかにはつかめないデザインだが、日本市場も重視して、タワーパーキングに入る全高1545mmに収めたというボディは、3シリーズベース。 意外にもコンパクトで、レガシィアウトバックを一回り小さくした感じだ。

日本市場には、2リッター直4と3リッター直6が投入されるが、2リッター版は、後輪駆動という不思議なSUVである。
 
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問題は、このデザイン。 バングル流のアグレッシブなBMWセダンを無理やり腰高に持ち上げて、トランクを切り落とし、SUVなんだからとゴッつい顔に化粧直しして、キャラクターラインも、これでもかと筋肉隆々。 SUVなのになぜだかロングノーズにして、でもAピラーは、妙に立っている。  

スーツしか着た事のないおじさんが、無理やりアウトドアファッション決めてみましたが、痛々しいだけですってカンジがして、エントリー価格が400万円以下と言う以外、誰のための何のためのクルマなんだか、分かんないのはワタシだけでしょうか? 

BMW Xシリーズ、アメリカあたりを走っててほしいクルマです。
 
x-1-3.jpg     荻窪生活研究所

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暴走するカーデザイン    <デザイン研究室>

 
世界的にクルマのデザインがおかしなことになって来た! トヨタのbBや、日産キューブに驚いてる場合じゃない。 
ファッションの国 フランス シトロエンC3ピカソがデザインアワードで話題になっているが、このデザインは、どうなんだ?  どのフランス車も確かに今までのどの車にも似ていないんではあるが・・・・


c4 picassoc nemo
シトロエンC4 picasso (本国モデル)          シトロエンNEMO

c berlingoc3 pluniel 
シトロエン Berlingo              シトロエン C3 Pluniel

renault traficrenault modus  ルノー Trafic                  ルノー Modus 

peugeot 3008peugeot bipperプジョー 3008                  プジョー Bipper

peugeot boxerc1.jpgプジョー Boxer                 シトロエン C1

peugeot partnerpeugeot 4007プジョー Partner               プジョー 4007

いやはや、これぞ自己主張。 クルマの顔としてどうなんだ? なんて堅いこと言ってても始まらない。 海の向こうでも、クルマは、クルマじゃないモノになりつつありますな。  もはや理解不能っす!!

 荻窪生活研究所

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