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35年前のアームの実力  <オーディオ研究室>

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DENONの100周年記念プレーヤーDP−A100が快調なのをいいことに、35年前のアナログレコード全盛期のアーム、サエクWE308SXの実力を試すことにしました。

サブアームのベースは、24mm厚のMDFを2枚重ね、足は、5cm角のアルミブロック3本で支え、スパイクで持ち上げます。
加工はいつもの東急ハンズ、いまのハンズの木工加工の精度には舌を巻きます。 接合はネジを使わず、硬度の高いエポキシ系でオール接着します。 
サエクの取り付けナットは、スタビライザーと呼ばれる5cm径の鉄製ブロックですから、このサブアームシステムの総重量はそうとうなもので、まさにびくともしない仕上がりとなりました。

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さて、いつものZYX R100−02 をセットして出てきた音は、やはりDENONの標準アームに比べて、より静粛で分解能力が高く、定位も明確。 
我が家のサエクは2年ほど前に、フルオーバーホールしていますが、やっぱり70年代の性能って最高だったんですね。 
音ももちろんですが、精度の高さはすばらしいものがあり、ヘッドシェルのチャックの納まりは芸術的でありますし、針圧や高さ調整、インサイドフォースキャンセラーなどの変化がビビットに現れます。

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もうひとつ発見だったのが、DENONのアームからは、しっかりとデノンの音が出てくること。 サエクのアームに比べると、響きが豊かで、陰影が濃く、奥行き感とハーモニーを美しく聞かせるデノンのあの感じに、このアームはしっかりとチューニングされています。
テクニクス系の成り立ちのプレーヤーとはいえ、このあたりは老舗DENONの意地のようなものを感じさせられました。

しかしこうなると悩みは尽きず、このプレーヤーのアームだけサエクに交換できないものかとか、いっそのこと、アームを追加できる英国のベルトドライブ系に入れ替えようかとか、妄想がアタマの中を駆け巡る日々の始まりであります。 


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タイヤを替えたらアライメント  <クルマ研究室>

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サスペンションのアライメントは、ゴムのブッシュが存在する以上、どんなにやさしい運転をしていても狂ってくるのは、しようがありません。
研究所のレガシィ号は、足回りのブッシュ総入れ替えから約一年、なじみが入ったのと新しいタイヤを履いたのとで、改めてアライメント調整をしてきました。

前回との比較が出来るように、また東京スバル・墨田店のテスターを選びましたが、ウチの主治医のアオキチーフが中国武者修行中のため、今回は墨田店のカリスマ・アライメント担当のお世話になりました。

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「テスターの更正もやったばかりですから、任せといてください!」と心強いカリスマメカ、クルマを台に載せるのも手押しで微調整するし、ホイールにセンサーを取り付けるのも、たわみやなじみまで計算して、超繊細。
風が吹いても数値が変わる状況で、画面表示の0.1mm単位まで合わせ込んで行きます。
正直0.1mmのずれなどは、影響ないそうですが、お客さんに収める以上は妥協はしませんと、プロのしごとです。

今回の数値は、フロントキャンパー・マイナス1°03′(ネガティブ)、トーイン左右各1.0mm、リアキャンパー・マイナス1°42′〜52′(ネガティブ)、トーイン左右各0.7mm。 スラスト角はもちろん0°です。
フロントキャンパーは、基準マックス(1°10′)ほぼいっぱいのネガティブ、リアキャンパーは、15mmダウンのショートスプリングが入っているせいもあって基準マックス(マイナス1°30′)をちょっと超えるネガティブ。 
このキャンパーで直進性は十分出るとのことで、トーインは、基準値(マイナス1.5mm〜1.5mm)のほぼ中間にセット。
リアは調整ポイントがトゥのみなので(一箇所の偏心シムでキャンパーも少し動きます)、トゥ優先でキャンパーは左右差が残りました。

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今回のセッティングは、高速の直進性と中速コーナーの踏ん張り感を狙いましたが、この直進性ときたら、もうため息が出るほど。 まっ平らでまっすぐのレールの上を走るようで、いかにも精密そうな手ごたえが伝わってきます。
コーナーもフロントのキャンパーが効いていて、ぐっと重心を低く構えて旋回していく安心感にあふれています。 4つのタイヤに均等に車重がかかって踏ん張る様子がお尻に感じられて、自信を持ってハンドルを操作できます。

7年目も半ばを迎えるレガシィ号ですが、これでコンディションは新車同然どころか、ハンドリングなら新車以上の爽快感。 
欲しいと思う車がなくってとお嘆きのご同輩のみなさま、最新式のタイヤに正確なアライメント調整で、クルマ買い替えくらいの満足感を手に入れるってのは、いかがでしょうか?



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プロクセスC1SをレグノGR−XTに履き替え <クルマ研究室>

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研究所のレガシィ号、タイヤは早くも5セット目。
タイヤを替えるとダンパーを変えるくらいの違いは出ますから、どうせなら気に入ったタイヤにめぐり合いたいものです。
ちなみにこれまでは、ポテンザRE050、レグノGR−8000、GR−9000、トーヨープロクセスC1S。
今回、レグノGR−XTにチェンジするにあたって、プロクセスC1Sの総括を簡単にしておきましょうね。

C1Sは、今流行のプレミアムコンフォート系タイヤで、トーヨーの自信作です。
まず乗り心地は、空気圧が適正であれば(この空気圧の件については後で説明しますね)、よれない剛性感を保ちつつ当たりも穏やかで快適です。 静粛性は、キレイな路面では十分に静かですが、荒れた路面ではそれほどプレミアムではありません。 特に音質が当たり前のガー、ゴーという工夫の感じられない音質なので、よけいにうるさく感じるようです。
 
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高速の安定性、直進性は優秀、ふらつきや、わざとらしいセンタリングの強さもありません。
山道でのグリップは、コンパウンドがとけてグリップするタイプで、限界自体はコンフォート系とは思えないくらいに高いと思いますが、一方で、すべるまでの過渡特性はつかみにくいタイプです。 

グリップする分、よく減るタイヤで、ショルダーのブロックなどは、あっけなくのこぎりの歯のように三角に削れて行き、ロードノイズもそれに伴っての増加するようです。 

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さて、問題は、空気圧の変化に敏感なことです。 低めであれば、ランフラットタイヤのように中身の詰まったような硬さ、突き上げ感を感じます。 
一方、空気圧が高めになると、低速での突き上げ感は気にならなくなりますが、山道のコーナリングや高速でギャップを越えた際に、ゴムまりがはずむようなダンピングの甘さが気になります。 
朝、走り始めは良いのですが、途中タイヤがあったまってくると、空気圧を調整したくなってしまいます。 
エキストラロードで高めの空気圧を要求するあたりも、原因かもしれません。

総じてコストパフォーマンスの高い、スポーツ寄りのプレミアムコンフォートタイヤですが、随所に荒さも感じられるというのが正直なところです。


C1Sを履く時に、レグノGR−XTも検討し、それまで履いていたGR−9000よりも柔らかいという評判だったので見送ったわけですが、今回履いたGR−XTの印象は、ずいぶんしっかりとした固めのタイヤという印象で、けしてフニャフニャじゃありません。

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第一印象は、ともかく真円度の高いタイヤ、真ん丸いタイヤがすべるように転がる感じが際立っています。 
トレッド面自体も、トレッドのブロック剛性も固めの印象で、でこぼこの当たりは、GR−9000ほどやさしくありませんが、ただ、一皮くるんだような当たりですから、不快ではありません。 
これは、面としてのトレッドが硬いと言うより、横から見た円としてのトレッドの剛性が高く、変形が少ないままで、円を崩さないで転がって行き、サイドウォールでクッションを吸収しようとしているイメージです。 

さて、静粛性ですが、GR−9000のようにスムーズな路面では無音に近いけれど、荒れた舗装ではそれなりにうるさいといった得手不得手がなく、どこを走っても、まあまあ静かです。
ところが、どこを走ってもロードノイズは聞こえてはいるのですが、いやな音ではないし、ボリュームがあまり変化しないせいもあって、気にさわらず、いつの間にか意識の中からロードノイズのことが消えてしまいます。 なるほどこういう手もあるんですね、こりゃ高度なセッティングだ。
 
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高速での直進性は、前作GR−9000では弱点のひとつで、トレッドのブロック剛性が柔らかいか、サイドウォールとのバランスが悪かったのか、130〜140km/hを超えると、ビミョウによれるように進路が落ち着かないということがありました。
左右非対称パターンで強いセンタリング感を作っていたので、このほんの少しの進路の乱れに修正舵を当てるときにも、センタリングの重いハンドルが災いして、指先だけで修正できず疲れたものです。
一方、GR−XTは、しっかりとしたセンタリングはそのままに、軽く修正舵を当てることも出来て快適、先ほど言ったように円としてのトレッド剛性が高いのでスムーズでリラックスした高速巡航が可能です。
この横から見た円が乱れないってのが、転がり抵抗が低い秘訣で、アクセルを離してもすぅーっと転がり続けますし、予想以上に転がる分、ブレーキも余裕を持って踏まないと、止まんないってことになりかねません。

街中でのレスポンスが少し鈍いといったレポートを目にしますが、ハンドルの舵角に比例してサイドフォースが立ち上がるので、そう感じるのかもしれませんが、少し切った先で急に旋回が立ち上がるタイプより好ましく、けして鈍くはありません。

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GR−XTは、ちまたで言われるようなソフト一辺倒のオヤジタイヤではなく、かなり骨太のタイヤです。 7年目でくたびれ気味の我が家のレガシィ号にぴったりな、クルマにも乗員にも、優しさとスポーティさを両立したタイヤといえます。

第一印象は、高い価格の割には、ここがすごいというところが感じられず、なんだか普通のタイヤだなぁ、というものでしたが、すべての項目で取りこぼしがなく、平均点が高いという、グレートバランスという設計者の意図が実現していることに気づかされ、ブリヂストンの技術力の高さがうかがえます。
やはり高だけのことはあるなというのが、偽らざる印象です。

ちなみにクルマは、先代(BLE)レガシィB4 3.0R SpecB、215/45R/18でのレポートで、サイズが違えば印象も変わってくるものと思います。



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アームの意外な制震ポイント  <オーディオ研究室>

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前回、ヘッドシェルをしっかりアームに固定したいと、アレやコレやをワッシャーに使ってみましたが、結局、当たり前の薄ゴムワッシャーが一番というつまらない結果に終わりました。

途中で気づいたのは、シェルを固定するときに回す、アーム側のチャックのリング。
コレを回して、内側のらせん状のみぞでシェルのピンを引っ張って固定するわけですが、このリングは締め切ってもわずかなあそびがあって、これが共振して音を濁らせているようです。

さて、どうして固めたものかと、とりあえず何の悪さもしそうにない紙製のマスキングテープを巻いて止めてみると、予想的中、声量の盛り上がったボーカルなどの歪っぽさが払拭され、弦楽器の高音部の暴れるようなきつさも取れ、落ち着いて聴けるようになりました。 
こんなマスキングテープだけで、ずいぶんな違いです。
まあマスキングテープでは、どうにも見栄えが悪いので、自己融着テープを細く切ってリングが鳴かないように止めます。 すっきり静粛で、付帯音が整理されました。

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もうひとつは、ヘッドシェルに貼る制振チップ、アコースティックリヴァイブのクオーツレゾネーターQR-8。
昔からコレをヘッドシェルのカートリッジの上あたりに貼ってあったのですが、もしやと思い、貼り付ける位置を5mm刻みでヘッドシェルの端から端まで試してみました。 
予想以上に、位置によって歪感、すっきり感に明確な差が出て、ここでもビックリ。 
ただ貼ればいいってもんじゃないんだね。  結局、アームに近い端っこに貼ったときが、いちばん不要振動がキャンセルされた、クリアで奥行きの深い音が出てきました。
 
それじゃあ、これはどうだろうと、QR-8をZYXのカートリッジの前面にもうひとつ貼り付けてみたんですが、こっちのほうがキョーレツ!
音場の見晴らしが澄み切って、透明感が段違い。
そのうえトレース能力が上がったかのように、いままで歪っぽかったクレッシェンドな部分もすんなり再生されます、まるで違うカートリッジみたい。
こんなにカートリッジのボディが共鳴してたってことですね、いやはやなんとも。

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あまりの音質改善に調子に乗って、アームに制振用のシリコンシート、あのテレビの足に敷く地震対策のシリコンゲルのようなシートの薄いものを、細く切って載せてみました。
振動を遮断する防振じゃあなくって、振動を逃がす、いわばマスダンパーのような効果を狙うので、あえてきっちり止めずにシリコンの粘着力で載せるだけです。
これも効果的、ボーカルのくすみがとれて、エッジがはっきりし、きらきらとクリアな歌声に。
アームの軸受け寄りより、ヘッド寄りが効果的でした。


この辺まで来ると、レコードの音質はこんなもんだからしょうがないなと、漠然と思っていたことが間違いだったとはっきり気づきました。 
なまくらだと思っていたレコードも、なまくらなのはウチのシステムのほうで、分解能も定位も情報量も、もちろん豊かな芸術性も、CDとは比べ物になりません。 
たとえ40年前の歌謡曲のシングルレコードだって、ぞっとするほどの情報量が、想像以上の正確さで刻まれていることに気づかされました。

レコードというフォーマット、おそるべし。


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ヘッドシェルのワッシャーをどうする? <オーディオ研究室>

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ユニバーサルタイプのアーム、カートリッジの交換が簡単なのはいいんだけど、ヘッドシェルの固定ってこんなもんでいいんだろうか?って、昔っから疑問に思ってました。 
ネジ締めるだけだし、締めかたひとつでシェルの角度もぜんぜん変わるくらいにルーズです。
ということで今回、イロイロなワッシャーを試聴することにしました。

使うシェルは、オーディオテクニカのAT-LH18。
昔からのスタンダードシェル、固定用のピンは一本、このピンをアーム側のチャックの内側に切られたらせん状の溝が引っ張って、ヘッドシェルをアームの固定します。

ユニバーサルだけあって、さまざまなシェルに適応するように、アーム側のチャックの径は余裕を持って太めに作られているのに、それをピン一本をひっぱって止める構造。 
このあたりが音質的に心配、規格だからしょうがないけどね。

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まず一般的なシェルに付属したゴムワッシャー、0.1mmと0.3mmの2種類。 
0.1mmは、まったく気になるところがなく、静粛性、解像度ともに上々。 
0.3mmでは、予想通り、ぼんやりしてしまいます。

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次に0.2mm径の極小ゴムパッキン。ぎゅっと伸ばして何とかシェルの首に通します。
これは、接合部で鳴きが出ている印象で歪っぽい、即NG。

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つぎに0.8mm径のシリコンパッキン。 
ファットな見ために反して意外にも解像度が高くて、シャープさもまずまず。
でも0.1mmゴムほどのタイト感はありません。

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次は期待のEリング。 コレは、シャフトの抜け防止用のステンレスパッキンで、内径8mm、厚さ0.8mmのものを、多少やすりで加工して使います。
ちょうど3点だけがはさまるので、固定にはうってつけのはず。
さて? カチッとタイトに音が締まりはしますが、どこか雑然として刺激的。 落ち着きのないがさつな感じが残念、う〜ん、うまくいかないもんだ。

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硬けりゃいいってわけじゃなさそうなので、次は紙。 厚手のケント紙350Kgを切り抜いてワッシャーに。
3枚、2枚はさむと、ぼんやり眠たい音。 1枚だけにすると、びしっとフォーカスがあって、はっきりくっきりイイ感じになるけれど、0.1mmゴムほどの静粛性と落ち着きが出ません。

最後にワッシャーなし。 タイトでハイスピードですが、正直これはちょっとキツイ。
弦楽器の高音部で歪感も。 これ多分、ちゃんと固定出来てないんでしょうね厳密には。


ということで、意外にも薄手のゴムワッシャーが一番音がいいという平凡な結果になりました。



次回は、途中で見つけた見落としがちな制振ポイントのお話です。 つづく
 


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ターンテーブルの電源ケーブル  <オーディオ研究室>

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我が家のレコードプレーヤー DENON のDP-A 100 もスパイクで持ち上げた制振対策や、ロクサンのターンテーブルシート RMAT-5 などで、少しずつ本来の実力を発揮しつつあるようです。

今回ふと思いついて、ほんの試しに、あまっている電源ケーブルをつないでみることにしました。
まあ、モーターを回す電源ですから、雑誌などで言うほど音に違いが出るわけないなと、たかをくくって試聴開始です。

純正のケーブルは、DENONの製品によく見られる中くらいの太さのもので、コンセントプラグは2芯ですが、一応金メッキで気を使ってあります。

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まず最初は、フルテックの普及品、アブソリュート・パワーを接続。 
えっ? 確かに音が変わります、それもかなり。 
音の輪郭がカチッとタイトになり、はっきりくっきりする一方で、多少きつさが出てCD的な音調に。 
これは、このケーブルをアンプやCDプレーヤーにつないだときの傾向とおんなじなんだけど、いったいなんでだ?   モーターなのに・・・

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続いて、昨年までの我が家の標準ケーブルだったアイソクリンパワーのオートフォーカス。
レコードプレーヤーには不似合いな、ごっついプラグとぶっといケーブルをつなぎます。

これはもしやの予想通り、いきなり音像の定位全部、全体が、30センチほどガクンと下がり、まさに重心の低い安定した音場が出現! 圧倒的な違いに開いた口がふさがりません。

きつさはどこにもないのに音がタイトにまとまって、静けさの中にポッと楽器が浮かびあがります。 
解像度が抜群で演奏やボーカルのニュアンスがゾクッとするほど。 この静粛な高精細は、まさにこのケーブルの特徴そのものなんだけど、一体どうしてこうなるの? 

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考えられるのは、やっぱり「ココが音質にかなり影響してんじゃないか?」って、最近気になっているシャシー電位、でもカートリッジとは縁が切れているはずなのに、なんでこれほど音が変わるのか? しかもアンプなどにつないだときと同じ傾向で。

理由はともかく、ターンテーブルの電源ケーブルで音質はおどろくほど変化しました。
今迄で一番の改善かも。
オーディオは、まったく「そんなばかな!」の繰り返し、いい年したジジイをあっさり驚かしてくれます。

追伸:
  DENONさんに問い合わせてみたところ、このプレーヤーのアース(GND)端子には、アームベース、アームのアースとモーターシャシーがつながっていて、モーターの制御基盤のGNDがインダクターを介してモーターシャシーGNDにつながっているそうです。
つまり、モーター系と信号系は縁が切れてないんですね。 
素人考えでは「ナンデ?」と思いますが、DENONさんのやることですから、そのほうがいいという理由があるんでしょう。
う〜ん、深い話だね。





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カーボンターンテーブルシートを試す <オーディオ研究室>

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カートリッジ並みに音質を左右するターンテーブルシートですが、性能も価格も最高峰といわれるのがドライカーボン製のシート、なかには20数万円なんてのもあってビックリです。

座間市のワンオアエイトカンパニーは、オーディオアクセサリーやバイクのレーシングパーツなどのカーボン製品の手作り工房。 
一枚一枚、手作業でカーボンプリプレグシートを重ねて、オートクレープで真空引きして加圧、加熱成形するという、生真面目なカーボンメーカー。
こちらの良心的な貸し出し試聴で、カーボンターンテーブルシート初体験です。


一枚は、フルカーボン製のスタンダードタイプ/26,880円。 中央がレーベルの厚みを逃がすように薄く作られていて、レコード盤の外周のグルーブガイドが当たらない直径291mm、厚さ3.8mm。
もう一枚は、ガラス−カーボン複合タイプ。 レコード盤と接する面にガラス繊維を一枚ひいたお店の自信作、厚さ4.0mmでお値段は一緒です。
 
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まずフルカーボンは、音の立ち上がり、立ち下りが抜群に早く、音像の輪郭がシャープで分離が鮮明。  元気でダイナミックで、ボリュームが上がったよう。 端子を金メッキからロジウムメッキに変えたかんじですね。
エコー成分などの付帯音が整理されて、直接音の成分が主役の、まさにCDのようなはっきりくっきりないっぽうで、弦楽器は刺激が強く、包まれるようなホールトーンは減りますね。

ガラスコンポジットは、S/N がぐっと良くなった印象でとっても静か。
音場は、左右上下にスピーカーをこえて広がります。 
楽器もボーカルも細かいニュアンスが聞き取れて、ぐっと上品。 ただし、分離は良好なんだけどコントラストや色彩感が控えめになり、音像が奥へこじんまりと遠ざかる印象です。 

もとのDENON純正ゴムシート+ROKSAN  RMAT-5 に戻すと、明瞭さは明らかに後退しますが、カーボンシートでは、押し出しの強い音の影に隠れていた細かいきめが見えてくるようです。
少しぼやけるけれど、より実体感が感じられるという、同じアルバムをCDとレコードで聞き比べる時の印象に似ていて興味深いです。

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予想通り、レコードがCDに変わったように、はっきりくっきりだったカーボンシートですが、我が家のDENON DP-A 100では、なにとどう重ねてみても落ち着かず、今回はパス。
減衰特性のほかにも、静電気の放出やDDモーターの電磁波遮断などカーボンのメリットは盛りだくさんのはずなんですが、ターンテーブルとの相性の問題はしょうがない、残念です。

試聴をご希望のかたは、ワンオアエイトカンパニーのホームページから。
勉強になりますよ。




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ドトール マニア?     <料理研究室>       

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ワタクシ、最近、めっきり、スタバマニアならぬドトールマニアです。

ひとつずつお店で作るサンドイッチの美味しさに、ずっとごひいきのドトールコーヒーショップですが、去年、ココのエスプレッソコーヒーの味を知ってからは、もう病みつき。
ほっとくと毎日通いそうになります。

エスプレッソというと、日本では、スターバックスのイメージが強いんですが、あれ苦くて飲めませんよねぇ? 
あれは、カフェラテを作るモト、材料としてのエスプレッソだから、あんなに濃縮した味なんであって、いわばアメリカのエスプレッソです。
 
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エスプレッソの本場イタリアでは、、「カフェ」といったら小さなカップのエスプレッソのこと、駅の売店や高速のサービスエリアなど、どこでも飲むことが出来ます。
ちょっとした気分転換や、オイルの効いた食事の後に口の中をさっぱりしたくて、苦めのエスプレッソになるわけですが、濃いといっても限度があって、砂糖やミルクなしでも普通に飲める程度、スタバみたいにノドがいがいがするようなのは出てきません。

その絶妙な苦さ、濃さを楽しめるのがドトール。 
正直、ドトールといえばブレンドかアイスコーヒーが相場で、エスプレッソなんて気のきいたメニューがあるなんて知りませんでしたが、エスプレッソ専用のシュガーを用意してあるところを見ると、かなりの思い入れがありそう。
胸焼けしないで飲めるエスプレッソ、コレ、そうとう分かった方のしわざと感心します。 

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さて、おなじみの絶品サンドイッチ、春の限定ミラノサンドは、ホワイトチェダーチーズとジャンボンハム のシーザーサラダ仕立て。 フルーツトマトの甘さとベビーリーフのシャキシャキがうれしい逸品です。

サラリーマン御用達の見た目だけじゃ分からないドトールの実力、イメチェンでもしたら最強カフェだと思うんだけどなぁ。





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ナポリNo1 ピッツア 日本上陸  <料理研究室>



ナポリピッツア好きとしては、いてもたってもいられないお店が恵比寿に開店しました。
アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレは、1870年の創業以来、ナポリで行列が絶えないという人気のピッツェリア。 

ジュリア・ロバーツの映画にも登場して話題となった、代々変わらぬ製法とスタイルを守り続ける門外不出の味が、初めてナポリ以外で味わえるようになりました。

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コチラのピッツアは、マルゲリータとマリナーラの2種類だけといういさぎよさ。
ドッピア/マキシというLサイズと、ノルマーレというMサイズの計4種類のメニューだけで勝負します。 
そうそう、やっぱりピッツァは、小麦の生地とトマトソースの味でなんぼだよねぇと、うれしくなります。
材料は、小麦粉、塩、オイル、チーズ、トマトとすべて本店と同じ材料を空輸しているとあって、ますます期待が膨らみます。

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熟練のピッツァ職人が絶妙のタイミングで石釜から取り出すピッツァは、いびつにゆがんでいて、乱暴な焦げ目もしっかり付いていて、見るからにナポリ! Mサイズでも日本人には、トゥ・ビッグ!なたっぷりサイズです。

生地は、中心部分でも2ミリほどの厚さが残っていて、オイルが皿にしみることがないくらいにしっかりしてます。 耳の部分は、外側はカリッと、中はもちっとのこれぞナポリスタイル。
トマトソースは、意外にあっさりで、オイルも控えめ。 濃厚でジューシィなトマト味を期待していると、さらっと肩透かしをくいます。
日本でよく口にする、トッピングてんこ盛り、トマトソース、オリーブオイルたっぷりのご馳走ピッツァとは別ジャンル、塩おにぎりやシャケおにぎりといったイメージの、素朴な食べ物。

「さあ、コレが本来のナポリピッツァです」と贅沢になりすぎたお客の味覚を試されるような、伝統の味であります。

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2種類のピッツァのほかにメニューは、サラダとアンティパスが数種類あるだけの、まさにピッツァで勝負のピッツェリア。
飽食の日本人には、評価が分かれそうです。

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ターンテーブルシート ロクサンRMAT5 <オーディオ研究室> 

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アナログカートリッジって何でこんなに高くなっちゃったんだろうね? いくら需要が少ないとは言え、10万円以上でも当たり前って会話が進んでいくのおかしいでしょと、納得できない所長であります。 
確かに最新のカートリッジは、昔ながらのスタンダード・DENON103などと比べると、何枚も上手な音がしますから、10万円オーバーもやむなしなのかもしれませんが、裏を返せば、一桁万円クラスはナニやってんでしょう? 20年もたってんですから、もっとがんばって欲しいものです。

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そんなインフレカートリッジ並みに音質が変化するのが、ターンテーブルシート。
ゴムだのセーム皮だの、コルクにセラミックにカーボンとありとあらゆるシートが用意されていて、純正のゴムシートとは別次元のハイファイサウンドを引き出してくれます。

今回トーレンスのコルク樹脂シートに換えて導入したのは、ターンテーブルの名門 ROKSAN・ ロクサンの RMAT5。 カートリッジよりはるかに安い、定価12,600円。

LPジャケット風のパッケージから取り出したRMAT5、「えっ?これ12,600円?」
っておどろく、 2ミリほどの厚みの軽くてぺらぺらの厚紙のようなフエルト?
センターにLP盤のレーベルの厚さを逃がすためのオムスビ型の切り抜きがあるものの、なにかの付録みたいなチープな印象。
だいじょぶか、コレ?
 
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不安な気持ちで、純正ゴムシートの上に載せて音出しすると、予想を完全にくつがえして、出だしからビックリ!

嘘みたいにS/N感が向上してシ〜ンと静か、楽器もボーカルも解像度が上がって、細かいキメが見えるようになってリアル。 
それほど定位感が向上したようには感じないのに、音量や音像の大きさ、どのくらい奥に、どの楽器の前にいるといったサウンドステージの位置関係が、現実を見るようにリアルに感じられます。
きつさや強調感がどこにもなく、落ち着き払った気品を感じる音場は、初めて聴く高級感にあふれるものです。

音像のつややかさや色彩感、立体感などが派手ではないのですが、高精細なフイルム写真を見るように、実在感にあふれています。 この実在感こそが、CDには入っていない音というヤツです。


いやはや、見かけとは大違いの高性能。
ヨーロッパのオーディオの歴史の違いのようなものを感じさせる逸品でした。




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